(オス80cmメス60cm 留鳥=通年見られる)
平地から山地の明るい雑木林、林緑、草原、農耕地、川原などに棲み、秋冬には雄雌別に群れで行動します。
繁殖期はオス1羽にメス複数の場合が多いです。オスは切り株や土手など少し高い所で「ケン・ケーン」と鳴き「ドドドド」と羽音を出し、縄張りを主張します。
キジの声が聞こえてくるといよいよ春本番です。オスは緑で玉虫色に変化し美しく、メスはオスに比べ地味な茶色のまだら模様で目立たない色をしています(写真はオス)。地面に浅い穴を掘り枯れ草を敷き巣をつくり、卵を6〜12個生みます。
餌は地面の草の種や芽・虫・クモなど。危険を感じると素早く走って茂みに逃げ込み、飛ぶことは少ないです。危険回避のため夜は樹上をねぐらにします。
「日本の国鳥」として有名で紙幣にもデザインされたこともあります。
広報かわち 2006年4月号より