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イヌキクイモ(キク科)

 夏の暑い盛りを過ぎるころになると、空き地、土手、草原で、一面ヒマワリ色の花が咲き始めます。

 

 ほとんどが群生するので、その美しさに目を見張る人も多いのではないでしょうか。頭花は、径6〜8センチあり10〜15個ほどの橙黄色と舌状花と同色の筒状花が、特に私たちをひきつける美しさに大きな役割を果たしているようです。

 

 長い根茎の先に、節のある紡錘形の塊茎がつきます。よく似た花ではキクイモがあります。違いは、大きな根茎がつくキクイモに比べ、イヌキクイモは小さな根茎なので区別がつきます。

 

 北アメリカ原産の帰化植物で、現在日本で観察されるものは、一時期芋を食料や飼料にするため、盛んに栽培されたキクイモが野生化したものも多く含まれているようです。

 

 キクイモは、いまでも管理栽培され、工夫された料理方法により、食卓で珍味とされている家庭もあります。

 また、これらによく似た花に根茎ができないキクイモモドキなどもあります。

 

広報かわち 2006年10月号より

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