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黄道十二宮 ふたご座 〜土星も見頃です〜

 3月5日は啓蟄、虫たちが起き出して来る頃。春の訪れです。今年は皆さんの星座、黄道十二宮を1年かけてゆっくりと紹介したいと思います。

 空が真っ暗になる夕方7時、南の空にはまだ冬の星座が支配しています。オリオン座の左上、仲良く2列に並ぶ星座がふたご座です。

 カストル(1.5等)がお兄さん、ポルックス(1.1等)が弟です。暗いほうが兄なのは、もちろん先に昇ってくるからです。ただし、兄のほうが少し遠いために暗いだけで、実際の明るさはやっぱり同じ位です。

 お兄さんの足元には散開星団M35がありますが、これも実はふたご、そしてカストル自体も、ふたごの二重速星です。

 どうやら話題性はお兄さんの方が上かな?

 さて、このふたご座で一番明るい光を放っているのが土星です。その衛星ティタンに到着した捜査船カッシーニがメタンの雨や海の存在を示すデータを送ってきました。

 果たして生命の存在やいかに???

 ※天文台の公開日は3月5日(土)と3月19日(土)です。

 

広報かわち 2005年2月号より

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