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コクマルガラス(カラス科)

(33cm 冬鳥=秋に北方から渡って来て、越冬する)

 北アフリカの一部とユーラシア大陸の中南部に生息する。九州に渡って来ることが多く、2000年ごろから県内でも稀に見られます。 ハシブトガラス(55cm)、ハシボソガラス(50cm)は普通に見られますが、コクマルガラスは「ハト」ぐらいで、ミヤマガラス(47cm)の大群にわずか2〜3羽混じっています。

 

 写真の両側は淡色型、中央は暗色型です。淡色型は前頭部から胸にかけてと、背から尾にかけて黒く、後首から横にかけて、胸、腹が白く、飛ぶと白黒のコントラストが目立って美しいです。鳴き声は「キョン、キャー、キョー」。餌は穀類や昆虫を捕食します。

 

 この写真は、11月17日(金)に谷川保全地近くの田んぼで、トラクターの耕運の後を追いながら、土から出てくる虫を捕食するミヤマガラス約600羽の大群の中にいたコクマルガラスです。

 

広報かわち 2006年12月号より

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