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シメ(アトリ科)

(19cm 冬鳥=秋、北方から渡って来て越冬する。)

 ずんぐりとした太めの体と太くて丈夫な嘴、鋭い目が特徴です。ユーラシア大陸が繁殖地だが、日本では北海道で繁殖しています。

 冬期は本州以南に移動し、平地の雑木林では、エノキ・ヌルデ・ニレ・ムクノキ・ヤマハゼなどの木の実を、嘴を動かしながら周りの皮や果肉を落として、種子のみを食べます。

 また、草の実なども食べ、餌台にヒマワリの種子やピーナツを置くと集ってきます。他の鳥や人が近づくと、「カチッ、カチッ」と嘴を鳴らし威嚇します。

 地鳴きは「チチッ」と鋭く、囀りは滅多に聞かないが稀れに、春の渡りの頃に「ヒーホイホイ」「ピィーピィーピィーチィッチィッ」と鳴きます。

 冬期は単独で行動することが多いが、春になると段々数を増し群れを成し日本列島を北上し、大陸へ渡っていきます。

 

広報かわち 2006年11月号より

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