メイン画像

ムラサキツメクサ(マメ科) 5〜8月

 この花は見おぼえのある人も多いでしょう。よく似たシロツメクサ(クローバ)とは、全体の形も違う別の種類です。

 

 どこでも見られ、特に平地の道端や空地などの日当たりの良い乾いた場所に生えている帰化植物です。全体に大柄で、草丈は30〜60センチ、茎は、枝分かれしながら立ち、シロツメクサのように地面を這うことはありません。

 

 踏まれには弱く、牧草として家畜が食べるにはつごうがよいように生えています。別名はアカツメクサと呼ばれています。

 

非常に牧草に適しているので、明治維新頃に渡来。それ以来輸入がくり返され、いまでは全国に野生化して生え、草地の賑わいに一役かっています。

 

 また、よく間違われる花にゲンゲ(レンゲソウ)があります。葉の形もぜんぜん違うのですぐに区別がつきますよ。

 

シロツメクサ、アカツメクサ、ゲンゲいずれも牧草、肥料の用途として日本に帰化、主に5〜8月にかけて、多くの人の目につくように咲きます。

 

その姿は、私たちの心を和ませてくれます。

 

広報かわち 2006年7月号より

メニュー

カウンター カウンター