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白沢宿今昔(24) 大名行列 -伊達家の巻-

竹に雀は伊達家の紋

 白沢宿を通る大名行列のうち、なんと言っても素晴らしいのは、伊達様であるといいます。先祖の伊達政宗は独眼竜の武名を響かせて、奥州一の大名となり、関ヶ原の合戦後、62万石(9万3000t)を与えられました。

 

 行列の衣装は派手で美しく、諸道具はみな華やかに飾り、いわゆる「伊達ことば」のおこったのもここにあるといわれています。村人はその素晴らしさに目を見張りました。槍(やり)は武家の表道具とされ、行列のときは、その家に応じて一本道具、二本道具、三本道具の区別があるが、伊達家は三本道具の格式で、大鳥毛(おおとりげ)の槍が有名だったといいます。

 

 大名行列は挾箱(はさみばこ)をかついだ者が先頭に立つが、それを「先箱」といい、その箱には家の定絞(じょうもん)がついており、伊達家の絞は「竹に雀」、そこで伊達家の行列を通称「先箱は雀、道具は大鳥毛」と呼んだそうです。

 

 また伊達家の行列に限って鉄砲は50挺、切火縄が許され、当時の村人は目を見張って驚き、感心したそうです。

 

昭和58年(1983)12月20日 第167号掲載

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