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山田川シリーズ(2) 水源地をたずねる

宮山田から見た羽黒山

 山田川の水源地帯は、下流の田原地区ともきわめて関係が深いので、水源地の山田の山村を調べて見ることにしました。

 

 田原から関東バスで宮山田行きにのると、やがて窓から羽黒山の姿がよく見えます。バスは中里原で左に中里宿を過ぎ、有名な関白神社の鳥居を通過した頃には二・三人の客でガラガラとなり、やがて終点に着いた時は、ただ一人のお客になっていました。

 

 付近一帯は人家もまばらで、小高い緑の山に囲まれた山田でした。前方に二km程行くと赤荷峠を越して今市市小林に通じます。この道路は河内町から佐貫観音を経て鬼怒川温泉、また今市を経て日光へ通じる道ともなっています。

 

 古老の話によると山田の名は、宇都宮領内に山田と呼ばれる地名が三ヶ所あったところから、これを区別するために、それぞれ村名をつけて呼ぶようになったものだそうです。すなわち山田川の源流を宮山田-上河内村、他の二つは風見山田-塩谷町、土屋山田-矢板市となっています。

 

 この地に伝わる民謡を一つ

 

「羽黒山から とんでくるからす色が黒くて 目がひかる」

 

昭和54年(1979)9月20日 第116号掲載

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