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かわちの年中行事(7) 煤はき

 12月13日は一般に十三日祝い、正月おこしなどと言われ、正月の準備を始める日で、県内ではススハキとかススハライと呼ばれている。新しい笹竹でホウキを作り、これで家の天井・軒などに一年間たまった煤を払い落とす、戸主が中心となって行なう。最近ではイロリで火を燃やすことがなくなり、一般的には昔ほど煤や埃が出ないために、掃除機で簡単にすましてしまう様である。日頃は掃除のできない隅々や神棚、障子の張り替えといった仕事はある筈で、正月の歳神を迎える準備として家を清めようとする心は今なお生きつづけているようである。

 

 ススハキは年1回の大掃除であるので大変な重労働であり、家族全員の協力を必要とする。まず庭にムシロを敷き、家具などすべてをその上に持ち出す。さらに畳をあげ外に持ち出して干す。竹ボウキで煤をはきおろし、終るとまた家財道具を家の中に運びこみ、もとどおりにする。すべてが終るとすぐに風呂に入り、からだを清めてから酒を呑んだもので、この行事はかなり厳粛で儀礼的な一面があったような感じもする。

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