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ふるさと探訪(12) 夜泣き石

赤児の足跡のついた夜泣き石

 赤ちゃんのある、お母さんはぜひお読み下さい。

 

 前号で一侍(いっさむらい)の由来についてお話をしましたが、この土地に昔、法華寺がありました。現在は宇都宮市寺町に移転しました。この寺跡の杉林の中に一抱程の岩石があります。この石を土地の人は「夜泣き石」と呼び、赤児の足跡がついております。ここにお参りすると赤ん坊の夜泣きがピタリと止まる、ご利益(りやく)があると近隣から信じられています。

 

 

 

 昔々、諸国を行脚(あんぎゃ)していた「子育観音」が、ある日ここを通り、背負ってきた赤ん坊を、この石の上におろしたところ、不思議にもその足跡がついたと伝えられています。それから後、子供が夜泣きして困ることがあれば、ここにお参りすると夜泣きがとまる不思議な石となりました。

 

 「小・中・高校生の皆さん、町内にはこのような伝説がたくさんあります。夏休みを機会に、お年寄りなどを訪ねて調べてみて下さい。まとまりましたら役場広報係まで原稿をお寄せ下さい。(四百八十字程度で他誌に未発表のものに限る)選考の上、掲載(けいさい)させていただきます。」

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