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かわちの年中行事(1) 天王様

天王原の屋台

 天王様と云うのは午頭天王(ごずてんのう)のことで、八坂神社の祭神とされています。また、祇園祭りと称し、有名な京都の祇園祭りも同じ神様で、疫病除けに御利益があるとされています。お祭りは旧暦の6月20日頃でしたが、最近では新暦の7月10日頃〜25日頃に実施されているようです。

 

 現在でも田原地区の東組・西組・天王原、古里地区の東下ケ橋(さげはし)・白沢宿等では、おみこしや屋台を出して天王様の祭りをしています。また、おみこしや屋台は出さないが、自治会によっては“お日待(ひまち)”をしているところもあります。夏や夏と秋に行なわれる幾つかの祭日を一つにまとめている自治会もあります。

 

 

 

 現代が非常に多忙であること、信仰や興味の対象となるものが一昔前と比較してみても大変違ってきていることに関係があるように考えられます。どう違うかについては紙面の関係もあり述べられませんが、昔の祭りが楽しかった事も間違いではないように思われます。

 

平成4年(1992)6月20日 第269号掲載

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