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13.和久(わぐ)自治会

天棚

内川の鯉

和久自治会は、中岡本町の北部に位置し、古里中学校・河内生涯学習センター・河内体育館を含む90戸余、向こう三軒両隣の気風の残る自治会です。

 

18年度河内町最後の町民体育祭では優勝(記憶では過去7回優勝)、19年度第1回河内地区体育祭では準優勝するなど、これも自治会内でのコミュニケーションの良さ・結束力の良さの表われではないかと思います。

 

かつて、当地では鶯・蛍・月・雪と四季折々の風情を楽しめたのどかな田園地帯でしたが、気候の変化や環境の変化によりこれらが失われつつあることは残念でもあります。

それでも秋には、あちこちに彼岸花の群生地が出現し目を楽しませてくれます。

さらに和久自然環境保存会が彼岸花の球根植栽をしており、素晴らしい彼岸花ロードの出現が期待されるところです。

また、内川(久郷半支流)には1年中60~70センチもある巨鯉が群れをなし泳ぎまわり、我々の心を和ませてくれており、自治会の一財産として大事に育てていきたいと考えております。

 

当自治会には、農村文化を育んできた星の宮神社・稲荷神社・大杉神社の三社があり、お九日(くんち)(神社の祭礼)・天祭(てんさい)(天災除・五穀豊穣・地区内安全)・お日待(ひまち)(休息・懇親の寄合)・初午(はつうま)(五穀豊穣)など伝統文化が細々ながらまだ息づいております。

 

天祭に飾る天棚(江戸時代後期の作)は、市の指定民俗文化財であり、昭和11年以降4回しか組立てられたことがなく、滅多に目に触れることのできない貴重な財産です。

 

鳥鳴き魚躍る自然豊かな環境保全に努めるとともに、地域に根付いた伝統文化や習俗の灯を消すことなく次世代に引継いでいくことが我々の責務であると考えております。

 

地域情報紙かわち 第9号

 (平成20年9月19日発行)より

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