大正7年(1918)年に製作された外輪式白木彫刻屋台です。
鬼板・懸魚には文政年間の作と思われる龍・牡丹・雉などの繊細な彫刻物が見られます。
【平成4年12月10日 市指定】
宇都宮文化財マップより
当地の加藤清治氏、上組の湯沢長吉氏両大工が本業の合間を利用し、長年かけて奉仕的に作り上げ、腰周りの彫刻も両氏の作といわれます。
大正7年6月14日に、盛大に行われた屋台の祭りの記念写真が、今も公民館に展示されています。
屋根の龍や鶴の彫刻は、その後下田原下組の旧天棚の彫刻を購入して、取付けられました。
作者は不明です。
古老の話では、当屋台は製作当時もっと大きかったが、道路が狭く引き回しが困難なため、長さをきりつめたとのことです。
平成16年には車も作り替えられ、貴重な文化財は大切に保存されています。