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19.彫刻屋台 天王原(てんのうはら)自治会

大正7年(1918)年に製作された外輪式白木彫刻屋台です。

 

鬼板・懸魚には文政年間の作と思われる龍・牡丹・雉などの繊細な彫刻物が見られます。

 

【平成4年12月10日 市指定】

宇都宮文化財マップより

 

 

当地の加藤清治氏、上組の湯沢長吉氏両大工が本業の合間を利用し、長年かけて奉仕的に作り上げ、腰周りの彫刻も両氏の作といわれます。

 

大正7年6月14日に、盛大に行われた屋台の祭りの記念写真が、今も公民館に展示されています。

 

屋根の龍や鶴の彫刻は、その後下田原下組の旧天棚の彫刻を購入して、取付けられました。

 

作者は不明です。

 

古老の話では、当屋台は製作当時もっと大きかったが、道路が狭く引き回しが困難なため、長さをきりつめたとのことです。

 

平成16年には車も作り替えられ、貴重な文化財は大切に保存されています。

 

小学校版「宇都宮学」67ページ

 

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