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25.岡本家住宅(おかもとけじゅうたく)

国指定重要文化財

江戸時代中期の建築です。

 

【正徳四年(1724)の護摩札打ちつけられている】

 

母屋が南に面して建ち、その西北に寝室や馬屋・勝手・風呂場を設け、正面の玄関奥と裏の寝室が屋根続きとなっている。

 

この建物の特徴は、茅葺き屋根の2棟が並んだ形で、軒付下には色違いに稲・麦藁(むぎわら)を段違いに重ね、小屋梁は細い曲材を用いている。

 

玄関・客間・座敷等建てられた時のままでよく保存され、長押(ながし)の釘隠し等も面白い。

 

但し、屋根の煙だしは恐らく後世のものであろう。

 

長屋門は県内の共通した切妻造りのもので、同年代のものとして貴重な建造物である。

 

    

[昭和43年4月25日 国指定重要文化財]

 

岡本家に現在残る家伝薬関係資料122点は、民間医療研究のための貴重な資料です。

河内歴史探訪より

長屋門

 

東日本大震災(だいしんさい)【2011(平成23)年3月11日】の災害復旧保存修理工事

竹縛りの技法で修理された 屋根の下地部分

初めての本格的な解体修理が進む下岡本町の国指定重要文化財のかやぶき屋根が、下地材を縛って固定する際、ワラ縄ではなく竹材を使う「竹縛り」の技法が用いられたことが、修理に伴う調査で分かった。

 

竹縛りは耐久性が高いものの手間がかかるため、同技法が用いられた文化財住宅は全国でもまれで、貴重な事例と見られる。

 

今回の修理は、老朽化と東日本大震災の影響などを受けた災害復旧事業。   

 

平成25年12月12日下野新聞記事より抜粋

 

 

 国指定重要文化財 岡本家住宅主屋

 保存修理工事 (災害復旧)

 工事期間 着 手 平成24年2月15日

      完 了 平成26年 秋頃

 

 

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