日頃より「さぎそう河内号」の運行にご理解・ご協力いただき、誠にありがとうございます。
地域内交通による「済生会宇都宮病院」への乗り入れにつきましては、「さぎそう河内号」試験運行開始以前からの住民の皆様の要望でありましたので、河内地区地域内交通運営協議会において意見交換を実施して参りました。
宇都宮市公共交通会議で認められている「地域内交通の運行計画及び運営等の基準」に基づき検討した結果、既存公共交通との役割分担を崩すことにつながりサービスの低下などが懸念されることが分かりましたので「さぎそう河内号」を直接、済生会宇都宮病院へ乗り入れる為の「実証実験」を行わないことといたしました。
ただし、済生会宇都宮病院に公共交通を利用して、便利で安全に通院したい住民の願望がアンケートから汲み取れますので、今後は、さらなる公共交通事業者と共存共栄を考慮しながら、宇都宮市のご尽力をいただき、河内地区の更なる公共交通網の在り方として、河内地区から済生会宇都宮病院までの移動手段を検討して参ります。
河内地区地域内交通運営協議会 会長 永井寛
【アンケート集計を踏まえた分析結果】
①通院している人と通院していない人の有効回答数9,932人中,乗り入れした場合に「利用する」は13.3%,「利用しない」は56.6%であり,「利用しない」と回答する人が多かった。
②済生会宇都宮病院までの移動手段も,「自分で運転」する人が63%と多く,移動手段の無い人などにとって便利な地域内交通の必要性を感じている人は少ない状況であることが分かった。
③また,通院時に介助が必要な方にとって,地域内交通は便利な公共交通であると考えられるが,そのような状況においても「利用する」と回答した方は24名と少なく,地区住民の人口を踏まえると,済生会病院への乗り入れの需要が高いとは言えないことが分かった。 |
①乗り入できるようになったら、さぎそう河内号を利用する?
②済生会宇都宮病院までの移動手段は?
③通院に介助が必要な方で乗り入れできるようになったら、さぎそう河内号を利用する?
地域情報紙かわち 第81号
(令和5年1月発行)より