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57.西方寺(さいほうじ)

光明真言は、密教の神秘性を保持するため、梵字(ぼんじ)や陀羅尼(だらに)を翻訳せずに読踊(どくじゅ)するのが通例で二十三文字の梵字から成り、最後の休止符「ソワカ」を加え二十四の梵字を連ねています。

 

この塔は、円形の石に光明真言の梵字が下図のように刻まれています。

 

矢印方向に読み「大日如来の知恵と慈悲によって衆生を救ってください」という意味が含まれています。

 

光明真言を奉唱することにより生者(しょうじゃ)は罪や穢(けが)れ祓(はら)い、病気や災難を除き安楽長寿を得るとされています。

 

死者はこれを加持した土砂を散ずることによって極楽浄土に往生できるとされています。

 

河内ふるさと探訪より

 

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